隠し剣孤影沙

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キャプチャ

 

知人から

 

藤沢周平氏は読んだことはなかったのですが、知人から

この本おもしろいよといただいたのが、「隠し剣孤影沙」と

いう短編集でした。

肉離れしていることもあり、一気に全部よみおえました。

すべて時代は江戸時代の武士の剣豪が主人公ですが、

描いているのは人間そのものです。

もちろん生まれたその時代の価値観から人間は完全には

自由にはなることはむつかしいため、武士の価値観をベース

に人間のこころもようを描いています。

 

 

いつもおもうこと

 

時代小説にかぎらず小説をよむと、主人公やそのまわりの

人の描写によって、想像力がかきたてられます。

作者が描く主人公を読み手は自分のなかで人物像をこの

ような感じと像をむすびます。

それは自分がいままでいきてきたなかで交差した人や

かかわった人から抽出したなかの総合的な人物像であった

り、それ以上の像でもあります。

 

 

現代TVよりおもしろい

 

この想像力で描いた人物像が、たまたま映画などになり拝見

したときなど、違和感を感じることはないですか?

このキャスティングはわたしが想像していた像とはちがうとおも

ったことはないですか?

人間ひとりひとり想像する像はちがいますが、この想像力が

小説をもっとおもしろくしているのでしょう。

人工知能が発達して将来この像がヴィジュアルに再現できる

なんてことがありうるのかもしれないですが、どのようになって

いくのか興味深いところです。

 

 

 

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編集後記

昨日 スイミング 550m

藤沢周平氏は故人だったんですね。

おもしろかったです。
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