「銀行消滅」副島隆彦著 祥伝社
まちなかを見渡せば銀行の統合などで金融機関
の店舗が年々少なくなっています。
最近ではメガバンクが店舗の統廃合と人員削減
を中長期の事業計画にいれはじめました。
インターネットバンキングがパソコンやスマートフォン
で手軽にできるようになったことから金融機関の
店舗にいく回数は確実に減っていますし、店舗に
いってもATMでほとんどことはたります。
このATMですが、コンビニATMが6万台近くになって
いるようです。
2001年の1万台から2016年にかけて右肩上がり
です。
一方銀行ATMは3大メガバンク+りそなが3万台から
2万6千台に、また、地銀が4万8千台から4万6千台
に減少傾向です。
ATMシステム変更が負担
松江市のJR松江駅にある島根銀行本店(H29年2月新築)
にセブン銀行のATMが設置されたようです。
これは訪日外国人客がつかう外国銀行カード(銀聯カード)
への対応が自前で負担になってきたためであるようです。
自前でシステム変更するには億単位の費用が発生するため
これからコンビニATMになっていく金融機関は多いでしょう。
新生銀行は自前のATMを0にして、セブン銀行ATMにした
ようです。
ブロックチェーン
新しくビットコインを買った人の分を世界中で同時に計算
するようです。その計算量は膨大で、この計算に助力した
人たちにビットコインが報酬として支払われる。
ビットコインなどの仮想通貨をつくっている枠組みである
ブロックチェーンのしくみも説明してあります。
ブロックチェーンは「分散型台帳」と訳されネットワーク内
での取引をブロック=台帳に記録してその記録が時間の
ながれにしたがって鎖=チェーンでつながっていく。
これをネットワークに参加するすべての人が共有する。
この「分散型台帳」に記録されて保存されるのだが、定期的
に別のおおきな台帳にすべての取引を記録する。
これを「追記」というようですが、この追記の処理でビットコイン
の売り買いの取引の正しさを確認するためになおも膨大な
計算をしなければならない。
最初に追記ができた人(取引を承認できた人)にビットコイン
を成功報酬として与える。
ブロックチェーンは圧縮関数(ハッシュ値)の数字で「解はない。
すべては無限である」ということでつくられているようです。
権力者はこのシステムの全貌を把握してから取り込んでいく
んでしょうがいつになるのか興味深い内容でした。
副島隆彦氏といえば直近でもトランプ氏が次期アメリカ大統領
になると9ケ月まえに言い当てました。
今回のこの本では2018年4月に北朝鮮の核施設をアメリカが
爆撃し、1ヶ月で終了と書いてあります。
これは、2017年4月に副島氏は言い始めています。
なぜこの時期なのかも書いてあります。
興味あるかたはお読みください。
ブロックチェーンのところの説明はおもしろいです。
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編集後記
今日12月28日まで仕事してるのははじめてです。
きもちを入れ替えはじめます。
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kiyo117
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