ドイツねがいのくるま

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ホスピス

 

ガンなどの終末期になると、積極的な治療はせずに

痛みなどの苦痛をやわらげ、おだやかにそのときを

みまもるための施設としてホスピスがあります。

このホスピス、以前わたしの父の件で、はいりたい旨

問い合わせしたところ、面接して審査があるとのこと

でした。

はいるのに審査とおどろいたのがもう12年まえのはなし

です.。

おせわになった淀川キリスト教病院ホスピス病棟はいま

おもいかえしても、みなさんよくしていただきました。

あまりに手厚いほどこしに「意識があるガン」でなくなる

のは、「死」を考えた場合いちばんいいのではないかと

おもったくらいです。

 

 

ドイツ

 

このホスピスを舞台にしたドイツエッセンのホスピス病棟

でのBSドキュメンタリー「ラストドライブ」をみました。

ドイツエッセンで3年まえにはじまった「願いのくるま」。

これは、ホスピスなどの終末期医療で、思い出ふかい

場所にいきたいとのぞんだかたのために、看護師や救急医療に

携わる人、介護する人などが、ボランティアで願いをかなえる

一連のおこないを実行するしくみを「願いのくるま」といって

います。

このドイツエッセンではじまったとりくみは、スタッフ3名

ボランティア80人の構成で現在ドイツ国内10ケ所で運営

されているようです。

願いのくるま全車、救急車を改造したものを寄付による贈与

でまかなっていますとのことでした。

 

 

さいごのおもい

 

番組では、最初の願いのくるま希望者は84才の女性で終末期

ガンでホスピスにはいっているかたで、オランダの海をみたい

のと中華料理の北京ダックをたべたいとのねがいでした。

また最後の願いのくるま希望者はおなじく終末期ガンの50才

の男性でちかくのウンターバッハ湖を彼女とみたいとねがいを

いっていました。

ホスピスにいったんはいるとかなりのかたが車椅子や寝たきり

です.

車椅子になると体力がよわっているため自宅にいったんかえる

のもたいへんですし、ホスピス内のテラス内外で移動するだけ

でもしあわせなかんじになります。

ので、ねがいをかなえてもらったおふたりにとっては表情を

みるかぎりほんとうによかったラストドライブだったとおもいます。

また、はいったレストランによる願いのくるま一同にたいしての

こころつかいをみていてきもちよくなりました。

おふたりとも願いのくるまで外出してから2~3週間でおなくな

りになっています。

日本にもホスピスでこのような選択肢があればいいなとおもって

みたドキュメンタリーでしたし、いつかはだれにでもおとずれる

じかんだからさいごはしあわせなときをかんじてほしいという

ボランティアのかたがたのおもいがつたわる映像でした。

 

 

 

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編集後記

あさ5時半すぎないとあかるくなりません。

日がみじかくなってきました。。。
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